*

家族からのメッセージ(1) 

公開日: : 最終更新日:2016/03/11 家族からのメッセージ, 東日本大震災体験談

『追想』を自費製作するにあたり、残された家族からのメッセージを添えることにしました。

追想は一周忌法要に間に合わせる予定で製作しましたので、メッセージは、ちょうど東日本大震災から1年になろうとした時に各々で作成しました。

家族それぞれの思い出や大震災以降の辛さ、悲しみはありますが、家族だったとしても、それをさらけ出すことはあまりしませんでした。

辛さ、悲しみは皆同じ、それでも、これからは前を向いて歩いていかなければならない。

それぞれのネガティブな思いは胸にしまって、とにかく表面的には明るく、前向きに歩もうと、残された家族は、それまで以上に絆を深め、助けあって、助けられて時を刻んできました。

しかし、家族からのメッセージとして作成するにあたり、それぞれの胸に閉まっていた思いなどを知るきっかけになったのです。

なくなってしまった思い出
震災以降の心境
亡き家族への感謝
これからの生き方
などなど・・・。

特に、残された家族が共通した思いは、

失って初めて分かった普通の生活、普通の家族・家庭の大切さ!

です。

このブログを読んでくださっている方々にもっとも伝えたいことです。

失ってから後悔することにならないように、もっと、もっと、大事に大切に守ってもらいたいのです。

私の思いは、体験談の中でそれなりにお伝えしてきたつもりです。
私とは異なる立場の残された家族からのメッセージも次号から紹介していきたいと思っています。

【公開予定】
強くなる ・・・ 社会人になった息子からのメッセージです。
私のこころ・・・ 当時、専門学校生だった娘からのメッセージです。
家族のつながり・・・ 仙台に嫁いだ妹(長女)からのメッセージです。
見守っていてね・・・ 姪(妹の長女)からのメッセージです。
一生忘れないよ・・・ 甥(妹の長男)からのメッセージです。
一番伝えたいこと・・・ 姪(妹の次女)からのメッセージです。
お元気ですか?・・・ 福島県いわきに嫁いだ妹(次女)からのメッセージです。

ありがとう

家族からのメッセージ(2) 強くなる につづく

スポンサードリンク

関連記事

no image

私の家族(1) 父の発見情報

当分の間、私の家族のことについて、お付き合いください。 私の家族は、父、母、妻(より子)、長男

記事を読む

no image

私の家族(5) 女房の死亡確認

以前に、女房の死亡確認において、情けない失態をさらすことになることに触れましたが、恥を忍んで発信しま

記事を読む

no image

支援物資(3) 衣食住の衣

支援物資を何にするか?を考える場合、“衣食住”に分けられる。 提供受けた側の経験談として、 “

記事を読む

no image

3月14日の行動(3) 情報基地

千厩(岩手県一関市)での買い物を終え、工場に戻ると、既に、海外工場出向組、気仙沼出身組が2台の車で無

記事を読む

no image

家族からのメッセージ(5) 家族のつながり

目を閉じれば そこには懐かしい故郷の景色、幼い頃の楽しかった思い出。 そして優しかった父、母、

記事を読む

3月15日の行動(1) 車の発見

翌日(15火)の朝になり、Y氏と何とか実家で合流し、実家の2階の部屋にコタツ、ストーブ等を準備しても

記事を読む

no image

支援物資(1) 感謝と感激

3月19日の朝に、それまでの支援物資の量とは比較にもならない、沢山の支援物資を、日本全国のみならず、

記事を読む

no image

私の家族(7) 母の死亡確認

最後に発見された母の時まで、何体の遺体の顔写真をみたことか・・・。 きれいなままの顔もあれば、

記事を読む

no image

3/17~31の活動(4) システム対応

大震災以前は、関東の事業所に設置してある、コンピュータシステム(販売管理及び生産管理システム)に、工

記事を読む

no image

家族からのメッセージ(9) お元気ですか?-1

お父さん、お母さん、より子お姉ちゃん お元気ですか? そちらの様子はどんな感じなのでしょうか?

記事を読む

スポンサードリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

スポンサードリンク

日常と節目と語り部

東日本大震災から10年という節目を迎えるにあたり、前回に引き続き、私が

震災遺構での語り部活動(2)

東日本大震災から10年という節目を迎えるにあたり、前回に引き続き、私が

震災遺構での語り部活動(1)

東日本大震災から10年経過しようとしています。 これまでブログの

景勝地 岩井崎の復旧・復興

やっと観光地の復旧・復興へ   未曾有の災害からの復

私の家族(震災から7年)

東日本大震災から7年が経過しました。 その経過の中で一番感じるこ

→もっと見る

PAGE TOP ↑