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減災の準備 趣味だって貴重な財産

公開日: : 最終更新日:2015/07/07 減災準備, 防災・減災提言

大震災の減災に非常に役に立つ、『趣味』について、家庭菜園やアウトドアを提案させて頂きましたが、それ以外でも趣味を持っていることは、生活再建や生きるための潤滑剤として大いに役に立ちます。

その際に、その趣味の活動拠点として、災害のリスクの高い自宅に住んでいるのであれば、自宅ではなく、安全な場所に確保した土地に、趣味の活動拠点とし、万一の自然災害に遭ってしまった場合は、その拠点を避難生活低減の場として活用するのです。

趣味の特徴や予算に応じて、活動拠点の広さを決めて、購入でも借用でも無理の無い範囲で検討しては如何でしょうか?

リスクの高い所から、趣味の活動拠点を移すメリットとしては、惜しみなくお金をかけてきた『趣味の財産』を災害から守ることにもつながります。

震災直後は全ての財産を失い、当初は趣味のことなど考えもしませんでしたが、時間が経ち、生きる望みや前向きに考え始めると、それまでの生活の一部であった趣味が、心の拠り所になったり、生き甲斐につながっていきます。
その時になって、失った趣味の財産の大きさを知り、また、後悔しながら、コツコツと揃えていくことになるのです。

私の趣味は海釣りで、何万円もの竿やリール、小道具・・・。
普段の生活では、色々な節約を行うも、趣味の道具となると財布の紐が緩みっぱなし・・・(笑)。
後で冷静に考えれば、相当な金額分を全財産と共に失いました。

また、子供達も大きくなり、これから女房、愛犬と休日の旅行を楽しもうと購入した、キャンピングカー(トレーラー)も一瞬にして失いました。
もし、キャンピングカーが無事だったら、私の避難生活や行動の仕方は、違っていたと思います。

安全な場所に趣味の活動拠点を考えると、まずは、雨風を防ぐ建物がほしくなります。
ものづくり的な趣味であれば工房スペース、家庭菜園ならちょっと休憩する場所、カラオケや音楽活動などであれば機材を保管し、歌ったり演奏するスペースなどです。
そして、そのスペースで趣味の活動をしていくと、付随的にほしい物が出てきます。
例えば、簡易や仮設でも良いのでトイレがほしい。
コーヒーや食事なども行いたいので、タンクを準備し水を確保し、簡易コンロや調理器具がほしい。
冷蔵庫やテレビ、夜間の照明なども付け快適に過ごすために電気を引いたり、発電機がほしい。
たまにはそこで宿泊するので、簡易的な寝具がほしい。

予算にもよりますが、趣味の活動拠点で快適に過ごそうと考えて準備していくと、自宅とは別な生活環境が整っていく訳です。
そして、その場所が自然災害に対し安全なところであれば、自然災害のリスクが高い自宅が被災した場合には、趣味の活動拠点が避難時に有効活用することができ、避難時の苦痛の軽減策になるのです。

正に趣味のために揃えた付随施設が、災害時のプライベートが守られた避難基地に変わることが出来るのです。

私もそうでしたが、人間って、いくら災害のリスクが高いと言っても、防災・減災のためにだけにお金をかけて準備することは、なかなかしません。
従って、趣味を貴重な財産として扱い、結果的に減災に結び付ける考え方が有効だと思うのです。

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