減災の準備 土地の有効活用
お金持ちの人は、不動産(土地や別荘など)の確保は簡単だと思いますので、一般的な家庭において、減災に役立つ土地の確保と有効活用について提案したいと思います。
減災を考える場合、まずは過酷な避難生活をいかに低減できるか!?
がポイントになり、その土地は普段は趣味などに活用し、万一の自然災害時には避難生活の低減に活用することを考えた方が良いです。
震災時の避難生活の低減に有効に活用できる趣味としては、アウトドアや家庭菜園など威力を発揮します。
インドア的な、それ以外の趣味は役に立たないのか!?
というと、そうでもありません。
要するに、自宅以外の安全な土地に趣味の活動拠点を保有していることで、万一の場合に、その拠点が威力を発揮するのです。
でも、やはり、一番威力が発揮する趣味は、避難生活に直結するアウトドアになりますね!
避難生活に活用し得るそのような土地は、極力、自宅が住んでいる地区の近くに確保した方が良いです。
なぜかというと、震災直後は被災場所や行政の避難場所に何度も行ったり来たりする必要があるからです。
常に新しい情報を収集しなければなりませんし、ご近所や同じ地区の方々との協力体制も必要になります。
後片付けの作業や、場合によっては支援物資を受け取りに行く場合もあります。
そのような状況で活用場所が余りにも離れていると、行動に制約が出てしまい、コミュニケーション(人間関係)が悪くなったりします。
被災者になったら被災者同士で助けあって行く考え方と行動が重要になります。
では、どの程度の距離が許容範囲か?
私が思うに、車などを使わず、徒歩や自転車で行ったり来たりできる距離が理想ではないかと思います。
片道、徒歩で1時間程度の所要時間まで容認できるとしたら、4,5km位ではないでしょうか?
車を活用し、もっと遠くでも良いのでは?
と思うかもしれませんが、まず、ガソリンなどの燃料が手に入らないと思った方が良いです。
津波はいとも簡単に道路や橋を破壊し、ライフラインと物流を壊滅状態にします。
東日本大震災では、被災地のみならず、全国的に燃料が手に入らない状態に陥りました。
したがって、車に頼らず、行き来する前提で検討すべきです。
震災直後の被災地では、自転車や原付(燃費の良いスクータ)は本当に役にたちました。
どのような土地をどの程度確保しておいたら良いのか?
無理しない範囲で、普段の趣味などに有効に活用し、予算的にもあくまで、減災のためということではなく、普段の生活で活用できるレベルで検討した方が良いと想います。
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